森林表土中の埋土種子は、落葉層(L層)をのぞいた表層から5~10cmの範囲に全体の80%が含まれているとの報告があります。マザーソイル工法では、この部分に相当する表土(下図のF層~A1層)だけを選択的に吸引採取することにより、林床を荒らすことなく、埋土種子密度の高い森林表土を集めます。
法面の条件に合わせて2タイプのファーザーネットを張付けます。緑化基礎工のファーザーネットは法面表層土や吹付材料の侵食を防止します。
表土シードバンクとマザーソイル、バーク堆肥又はピートモスを攪拌し、吹付機でファーザーネットの上に所定の厚さに吹き付けます。